衝撃吸収性の高い素材で安全な床を!|知っ得情報詳細
転倒予防の対策
床材の最も重要な機能である
1.安全性が高く
2.衝撃の少ない
3.遮音性・吸音性に優れた 床材を選ぶとともに、大切なのは下地の構造です。
下地と仕上げ材の両方で安全な床をつくりましょう。 高齢者や子供の転倒を防ぐには、すべりにくい床材を選ぶことが大切です。
安全性、衝撃吸収性、遮音性・吸音性から床材を比較してみましょう。
安全性の高い(すべりにくい)床材
高齢者や子供の転倒を防ぐには、すべりにくい床材を選ぶことが大切です。
「すべり指数」 で比較すると
カーペット : すべり指数20
磁器タイル : すべり指数38
木質フローリング : すべり指数38
「すべり指数」は指数が小さいほど、すべりにくい材料です。
衝撃吸収性に優れている床材
転倒したとき、体重分だけの力が床から跳ね返ってくるので、衝撃吸収性に優れている床材を選ぶことが大切です。
「加速度G」 で比較すると
畳 : 加速度G55
カーペット : 加速度G85
木質フローリング(防音) : 加速度G115
「加速度G」は数字が小さいほど、跳ね返る力が小さく衝撃吸収性に優れていることになります。
遮音性・吸音性に優れている床材
集合住宅では木質床材が主流となり、騒音トラブルが社会問題となっております。
「遮音等級」 で比較すると
ウールカーペット+アンダーフェルト : 遮音等級L-35
木質フローリング(防音) : 遮音等級L-40
畳 : 遮音等級L-50
「遮音等級」は数字が小さいほど、遮音性に優れていることになります。
総合的に優れた床材とは
3つのポイントで総合的に考えますと、
カーペットが安全性・遮音性にもっとも優れた床材といえますが、
シミになりやすい
ホコリがつきやすい
掃除がしにくい
などの短所もあります。
下地と仕上げ材の両方で安全な床を!
大切なのは下地の構造です。 衝撃吸収性をあげたいにも関わらず下地がコンクリート打ち放しだったら
カーペットならフェルトグリッパー工法
フローリングならL-40 または L-45
クッションフロアー
などをお勧めします。
可能なら根太組の上 捨て貼 仕上げ材にすると根太・捨て貼・仕上げ材のすべてに衝撃吸収性・遮音性・吸音性があり、性能が増します。